2012年12月21日金曜日

読書リスト


興味あるもの本たちまとめて入荷していただいたのでこれから読む本メモをば。

冬休み中に読みたいと思います。寝正月にならないように....

感想はまたエントリーします。


2012年12月19日水曜日

皮肉と美


前回あげたエントリー 「精密・精巧・グロテスク」に引き続き、びびっとくるもの、見つけました。


Canary, 22“x22“x5“, hand built porcelain, wooden wall pedestal, compact fluorescent lights, wiring, 9/2008

作者はアメリカ オレゴン州ポートランド在住のKate MacDowell
サイトはコチラから。portfolioから作品を見ることができます。

作品は磁器で作られていて、命の儚さや環境問題を意識して作っているようです。
それゆえに作品に骨や、動物、植物が多いのでしょうか。
(サーっと読んだだけなのであっているかどうか・・・ちゃんと翻訳してみます。)

 

 

どれも精巧で美しいですが、気候変動、有毒汚染、遺伝子組み換え作物などの
環境ストレスへの問いかけが作品に現れていてどこか皮肉めいている感じがします。
これらの作品のような磁器の柔らかい白と質感が素敵です。

 

2012年12月5日水曜日

世紀末ウィーン


先日、amazonで自分の興味をそそる本をエッセイ、評論、写真集を漁っていました。(あなたにオススメ欄があると次から次へと欲しいものが増えていって止まりませんね)後から見直すと、美学・骨・機能美・生と死・植物・廃墟・図鑑・装飾・耽美・・・など似た傾向のものばかり選んでいました。




これを先生に伝えたら、興味ある傾向が世紀末ウィーンだな、とコメントいただきまして。
単語は聞いたことあるようなないような...

ということで早速調べてみました。
"世紀末ウィーン(せいきまつウィーン)とは、19世紀末、史上まれにみる文化の爛熟を示したオーストリア=ハンガリー帝国の首都ウィーン、およびそこで展開された多様な文化事象の総称。特にユダヤ系の人々の活躍がめざましい。広義には20世紀世界に大きな影響を与えた政治的・経済的諸事象や学芸における諸潮流を含み、多くの場合、1938年のアンシュルス(ナチス・ドイツによるオーストリア併合)までのそれも含んで呼称する。 "by wikipedia

・・・・上の文章を読んだだけではしっくりこなかったのですが、ウィーン世紀末芸術の諸相で、美術で最もクリムトが有名、という文章を見て納得。グスタフ・クリムト、昔から大好きでした。

だいたい自分の興味のあるものの傾向は掴めてきた、はず、ですが、未だに、これらを研究テーマに結びつきそうにもなかなかまとまらないです。

- 余談 -
クリムトをちゃんと認識するようになったのは5年前に放送されていた【モノノ怪】という和製ホラーアニメから。アニメに限らずホラーやサスペンスを好んで見たり読んだりするのですが、やっぱり退廃的なものを好んで見る傾向があるみたいで。このアニメ、背景や登場人物の衣装に和紙のテクスチャ使っており、色彩豊かで、描かれている模様などもいちいち細かくて目が離せない。その中で、クリムトのオマージュと思われる絵が背景に使われている回がありました。(たしか他にも伊藤若冲や尾形光琳のオマージュとおぼしき絵もありました。) 粋な演出。